取引先情報の編集と削除
登録済みの取引先情報を編集・削除する手順を説明します。基本情報の更新、削除時の制限事項、および楽観的排他制御について解説します。
こんな時に使います
- 取引先の住所や連絡先が変更になった
- 取引先名称や取引先種別を修正したい
- 年賀不要フラグ・歳暮不要フラグを変更したい
- 取引が終了した取引先を削除したい
取引先情報の編集
1. 取引先詳細画面の表示
- 取引先一覧画面で、編集したい取引先の「取引先No.」をクリックします

- 取引先詳細画面が表示されます

2. 基本情報の編集
取引先名称の変更
- 取引先名称の入力フィールドをクリックします
- 新しい名称を入力します
- 画面下部の「保存」ボタンをクリックします
変更例
- 変更前: 株式会社ルーシック
- 変更後: LUSIC株式会社
所在地情報の変更
都道府県・市区町村の変更
- 都道府県のプルダウンをクリックして新しい都道府県を選択
- 市区町村のプルダウンが自動的に更新されます
- 市区町村のプルダウンをクリックして新しい市区町村を選択
取引先所在地の変更
- 取引先所在地の入力フィールドをクリック
- 新しい住所(町名、番地)を入力
建物名の変更
- 建物名の入力フィールドをクリック
- 新しいビル名、建物名を入力

連絡先情報の変更
代表TEL・代表FAXの変更
- 該当する入力フィールドをクリック
- 新しい電話番号またはFAX番号を入力
変更例
- 変更前: 06-1234-5678
- 変更後: 06-9876-5432
その他の情報変更
取引先グループ名称の変更
- 取引先グループ名称の入力フィールドをクリック
- 新しいグループ名称を入力
取引先種別の変更
- 取引先種別のプルダウンをクリック
- 新しい種別を選択
年賀不要フラグ・歳暮不要フラグの変更
- 該当するチェックボックスをクリック
- チェックを入れる(不要)または外す(受取可)

3. 編集内容の保存
- すべての編集が完了したら、画面下部の「保存」ボタンをクリックします

-
「保存しますか?」の確認ダイアログで「はい」をクリックします
-
保存が完了すると、「保存しました」というメッセージが表示されます
楽観的排他制御について
楽観的排他制御とは
INSiTEの取引先マスタでは、楽観的排他制御により同時編集を防止しています。
仕組み
- ユーザーAが取引先詳細画面を開く
- ユーザーBも同じ取引先詳細画面を開く
- ユーザーAが先に編集して「保存」をクリック → 成功
- ユーザーBが後から「保存」をクリック → エラー表示
排他制御エラーが表示された場合
エラーメッセージ例
データが更新されています。画面を再読み込みして最新データを確認してください。対処方法
- 編集内容をメモ帳などに一時的にコピーします
- ブラウザの更新ボタンをクリックして画面を再読み込みします
- 最新のデータを確認します
- 必要に応じて編集内容を再入力します
- 「保存」ボタンをクリックします
取引先の削除
削除前の確認事項
取引先を削除する前に、以下を確認してください。
削除制限のチェック
以下の条件に該当する取引先は削除できません。
-
テナントに紐づいている場合
- この取引先に紐づいたテナント情報が存在する
- 対処: 先にテナント情報を削除または別の取引先に変更
-
推奨(備忘)リストに登録されている場合
- この取引先が推奨(備忘)リストに登録されている
- 対処: 先に推奨(備忘)リストから削除
削除手順
1. 取引先詳細画面の表示
- 取引先一覧画面で、削除したい取引先の「取引先No.」をクリックします
- 取引先詳細画面が表示されます
2. 削除ボタンのクリック
- 画面右上の「削除」ボタンをクリックします

3. 削除可能判定
システムが自動的に削除可能かどうかを判定します。
削除可能な場合
- 削除確認ダイアログが表示されます
削除不可の場合
- エラーダイアログが表示されます
- エラーメッセージで削除できない理由を確認してください

4. 削除の実行
- 「削除しますか?」の確認ダイアログで「はい」をクリックします

-
削除が完了すると、取引先一覧画面に戻ります
-
削除した取引先が一覧から消えていることを確認します
削除できない場合の対処方法
テナントに紐づいている場合
エラーメッセージ
この取引先に紐づいたテナントが存在するため、削除できません。対処手順
- テナント一覧画面を開く
- この取引先に紐づいたテナントを検索
- テナント詳細画面で取引先を別の取引先に変更
- または、テナント自体を削除
- 再度取引先の削除を実行

推奨(備忘)リストに登録されている場合
エラーメッセージ
この取引先は推奨(備忘)リストに登録されているため、削除できません。対処手順
- 推奨(備忘)リスト管理画面を開く
- この取引先が登録されているリストを検索
- 推奨(備忘)リストから取引先を削除
- 再度取引先の削除を実行

削除の代替手段
メモ欄への記載
取引先を削除せず、取引終了の旨をメモ欄に記載する方法もあります。
メリット
- 過去の取引履歴を保持できる
- 削除制限の影響を受けない
- 再度取引が発生した場合にデータを活用できる
記載例
取引終了_20250115理由: 事業撤退取引先名称の変更
取引終了した取引先の名称に「(取引終了)」などを追記する方法もあります。
変更例
- 変更前: 株式会社ルーシック
- 変更後: 株式会社ルーシック(取引終了)
編集・削除のフロー
編集の流れ
- 取引先一覧 → 取引先No.をクリック
- 取引先詳細画面 → 編集モード
- 基本情報編集 → 保存ボタンをクリック
- 楽観的排他制御チェック
- OK → 保存成功
- NG → エラー表示 → 画面再読み込み → 再編集
削除の流れ
- 取引先一覧 → 取引先No.をクリック
- 取引先詳細画面 → 削除ボタンをクリック
- 削除可能判定
- テナント紐付きあり → 削除不可エラー → 対処作業
- 推奨(備忘)リスト登録あり → 削除不可エラー → 対処作業
- 削除可能 → 削除確認ダイアログ → 削除実行 → 取引先一覧に戻る
よくある質問(FAQ)
Q: 編集した内容が保存されません
A: 「保存」ボタンをクリックしたか確認してください。また、楽観的排他制御エラーが発生している可能性があります。画面を再読み込みして最新データを確認してください。
Q: 削除ボタンが表示されません
A: 削除機能には管理者権限が必要です。権限がない場合は削除ボタンが表示されません。システム管理者に確認してください。
Q: 取引先を間違えて削除してしまいました
A: 削除したデータは復元できません。削除実行前に必ず確認してください。
Q: テナントに紐づいているか確認する方法は?
A: テナント一覧画面で取引先名称で検索すると、該当するテナントが表示されます。
Q: 推奨(備忘)リストに登録されているか確認する方法は?
A: 推奨(備忘)リスト管理画面で取引先名称で検索すると、登録されているリストが表示されます。
Q: 取引先名称を変更するとテナント情報にも反映されますか?
A: はい、取引先に紐づいたテナント情報にも自動的に反映されます。
Q: 複数の項目を編集した後に保存しなかった場合、編集内容はどうなりますか?
A: 保存しないと編集内容は失われます。画面を離れる前に必ず保存してください。
Q: 削除した取引先と同じ名前の取引先を新規登録できますか?
A: はい、削除後は同じ名前で新規登録できます。ただし、削除した取引先のデータは復元されません。